こんにちは、田舎暮らしです。今回は医療保険について書きたいと思います。
病院で支払う医療費の種類
- 健康保険適用分
- 自費分
- 食事代(入院時)
- 個室代
大きく分けて医療費は上記の3さ種類に分かれます。
1.健康保険適用分は保険証を提示して有効になる部分です。
2.自費分は健康保険が適用にならない部分で、例えば、検査があります。健康保険が認められるほど検査費用がまだまだ適正でなかったり、適用外理由は様々です。費用負担は病院によって異なりますが、病院側が検査料を支払うこともあったり、医師が提案し「検査してみる価値がある」と納得したうえで患者が支払うこともあります。または、薬の紛失時の再処方も自費になります。入院中その患者家族や施設職員が、かかりつけ医にて定時薬が無くなりそうだからと処方を受けた場合も、自費になる事があります。その他、薬の容器代やオムツ代も自費になります。
3.一般的に入院している期間の食事代は460円/食かかります。住民税が非課税の方は、260円/食や100円/食の場合もあります。
4.個室代。病院ごとの異なります。妻が出産で入院した病院は、いわゆる4人部屋の大部屋でも4400円/日ほどかかりました。
医療費(入院費)
医療保険加入理由として、事故や怪我で入院した場合に備える為ではないでしょうか?
それでは実際にその状況になった場合に、1ヶ月の入院費はどれくらい必要になるのでしょう?健康保険の負担割合が3割で健康保険が適用される医療費の分の金額を書きます。
手術がある月でざっくり、ざっくり、上腕骨の骨折で手術をする場合で30万円。大腿骨の骨折でプレートを入れる手術で40万円。人工骨頭の手術で55万円。脊椎のスクリュー固定で70万円。となります。また、翌月のリハビリ期間約1ヶ月間の入院費が約20万円。合計30万円〜90万円ほど必要になります。その他に退院後のリハビリ、処方、検査にもお金はかかります。
個室に入ればさらに上乗せになります。
現実は
そんな大金を窓口で支払う人はほとんどいません。
高額な医療費を少額にする方法
ズバリ、各種健康保険にある「高額療養費制度」を利用することです。
これは同一月に医療費が高額になった場合に、所得に応じて一定の自己負担上限額を設けて、それ以上にかかる医療費は免除される制度です。
これは健康保険が適用になる治療に対して有効になる仕組みで、例えば骨折の手術などは適用になります。なので上記の 入院費は適用対象の治療となります。
高額療養費の上限額
では上限額を見てみましょう。
出典:全国健康保険協会
標準報酬月額(4〜6月に支給された給料の平均と思ってください)によって自己負担上限額は異なります。会社員の方ですと「ウ」「エ」に該当する方が多いと思います。
ですので先程の治療費30万円〜50万円は「エ」に該当する人で57,600円までに抑えることができます。それに食事代、お薬容器代などの自費(オムツを大量に利用すれば月1万円くらい)、個室代(希望するのであれば)を足すと、月にかかる医療費は約10万円となります。(個室代なし)
どうでしょうか?確かに安くはありませんが、この制度を利用することで入院費がグッと減りますね。
医療保険は必要か?
この制度を利用すれば、入院治療することになっても、お金が足りなくて生活が出来なくなるという事態は避けられるのではと思います。であれば無理に「安心」を得るために民間の保険に入る必要はないんじゃないかと思います。
ですが、人にはそれぞれの価値観がありますから、保険に入っていて実際に入院することがあれば、入っていて良かったと感じると思います。
今回はこんな制度があって、知っているか知らないかで選択肢が変わると思い投稿させていただきました。